マンション売却時の引越しはいくらかかる?費用を安くする9つの方法

マンション売却時の引越しはいくらかかる?費用を安くする9つの方法

自宅マンションが売れたら、売主は物件の引渡し日までに引越しを済ませなければなりません。

しかし、新生活の準備や不動産仲介手数料など、売却時には他にも費用がかかるので、引越し料金はなるべく安く済ませたいものです。

そこで、このページでは「マンション売却時の引越し料金」について詳しくご紹介します。

なお「引越し料金を安くする方法」も併せてご紹介しますので参考にしてください。

はじめに、分譲マンションから引越ししたら料金はどれくらいかかるのでしょうか?

3LDKの分譲マンションの引越し料金はいくらくらい?

一般的に、3LDK(3~4人家族)が同都道府県内で引越しする場合、料金の相場は「8万円~12万円前後」と言われています。

ただし、引越しする曜日や時期、荷物の量、移動距離などによって料金が大きく変動。
そのため、実際の料金は引越し業者に見積もりしてもらわないとわかりません。

ところが、同じ条件で見積もりを依頼しても、業者によって金額が全く違います。
たとえ、同じ町内に引っ越すような少額で済む引越しであっても、業者によって1~2万円もの料金差が出ることもあるのです。

では、なぜ引越し業者によって見積もり金額に大差があるのでしょうか?

では、なぜ引越し業者によって見積もり金額に大差があるのでしょうか?

引越し料金が業者によって全く違うのはなぜ?

引越し料金が業者によって全く違う主な理由は、引越し料金の計算方法にあります。

そこで、引越し料金がどのように計算されているのかを見てみましょう。

引越し料金の計算式

引越し業者は下記のような式で料金を計算します。
引越し料金の計算式

「基本運賃」・・・引越しに使用するトラック便の基本料金。
「実費」・・・作業員の人件費や梱包材、高速料金などの費用。
「オプション料金」・・・箱詰めや荷ほどき、エアコンの取り外しなど、付加サービスの料金。

ただし、トラック便の基本運賃は、国土交通省が定める「標準引越運送約款」により適正価格が決められています。そのため、運搬するトラックの車両の大きさが同じであれば、どの業者に依頼しても基本運賃にほとんど差はありません。

しかし「実費」や「オプション料金」の項目は、業者によって単価が違うので、引越し料金に差が出るのです。

そして、1週間のなかでも「休日や祝日」や「大安の日」は引越しを希望する人が増えるため、業者によっては平日よりも料金が高くなります。

さらに、引越し希望者が急増する「3~4月」になると、全ての引越し業者が曜日に関係なく、通常の1.5倍以上の割増し料金を設定。

そのため、引越し料金は予想がしにくく、業者に見積もりをしてもらわないと資金計画が立てられません。しかし、業者によっても見積もり金額が違うのです。

とくに、自宅を買い替えて「仮住まい」が必要になる人は、引越し料金に要注意。

では、なぜ自宅を売却して「仮住まい」になる人は引越し料金に注意しなければならないのでしょうか?

自宅の買い替えは引越し費用が2倍かかる場合もあります。

自宅マンションが売れたら、売主は必ず物件から引越ししなければなりません。

しかし、売主が「新居をまだ購入していない」もしくは「購入は済んでいるがまだ建築中なので入居できない」などの場合は「仮住まい」が必要。

すると「自宅から仮住まい」、「仮住まいから新居」と、2度の引越しになるため、引越し費用が2倍かかるのです。
すると「自宅から仮住まい」、「仮住まいから新居」と、2度の引越しになるため、引越し費用が2倍かかるのです。

さらに、引越しの時期によっては料金が割増しになるため「2倍以上」の金額になる場合もあります。

そのため、仮住まいが必要な場合は、引越し費用をできるだけ抑えるようにしなければなりません。安く引越しして、家具の購入など新生活の準備資金を確保しましょう。

では、引越し代金を安くするには見積もり金額を値切るしか方法はないのでしょうか?

引越し料金を左右する7つの要因

引越し料金は「基本運賃+実費+オプション料金」の合計金額。

そのうち「実費」と「オプション料金」が業者によって違うため、引越し料金に差が出るとご紹介しました。

つまり、依頼主があらかじめ「実費」と「オプション料金」を抑えるように努力すれば、基本的に引越し料金は安くなるのです。

そこで、引越し料金を左右する7つの要因をご紹介します。
引越し料金を安くするために、見直せる項目がないかを確認してみてください。

荷物の量

荷物の量が多くなると、作業員の人数を増やす必要があるので料金が高くなります。

大型の家財道具の量

キングサイズのベッドや大型冷蔵庫、ドラム式洗濯機などの大型の家財道具は、荷物を積むスペースが必要。そのため、トラックのサイズが1サイズ大きくなると、その分、料金も割高になります。

ピアノや特殊運搬品の有無

高額品や移動に専門技術が必要となる荷物がある場合、作業員の人数を増やしたりや特殊な梱包材などを使用するため料金が割高になります。

ただし、高額品や特殊運搬品がある場合、引越し業者には運搬を拒否する権利が認められています。このような場合は、提携の専門業者を紹介されるのが一般的。

そして、専門業者を利用すると、料金がさらに割高になるので注意しましょう。

引越しの時期や作業開始日時

春の引越しシーズンや土日、休前日、午前中の引越しなど、引越し依頼が集中する季節や日時は、荷物の量に関係なく料金が割高になります。

引越しする距離

遠距離の引越しは、高速料金やガソリン代などの実費がかかるため、基本的に引越し料金が高くなります。

搬入・搬出の周囲環境

搬入や搬出先の前面道路が狭い場合、大型のトラックでの作業ができません。
このような場合は、小型トラックを2台使用して運搬。すると、人件費や車両代金が余計にかかるため、引越し料金が割高になる場合もあります。

また、エレベーターがない物件や玄関から荷物を出し入れできない場合は、クレーン車を使用。このような「吊り上げ・吊り下げ」作業を行う場合も料金が高くなります。

オプションの利用の有無

引越し業者は荷物を運ぶだけでなく、荷造りや荷ほどき、エアコンの取り外しや設置、不用品の回収処分などのオプションがたくさんあります。
そのため、オプションを利用すればそれだけ引越し料金が高くなります。

このように、引越し料金はさまざまな要因で料金が左右します。
しかし、7つの項目を見直す以外にも引越し料金を安くする方法はあります。

では「引越し費用を安くする方法」にはどのようなものがあるのでしょうか?

引越し費用を安くする9つの方法

先にご紹介している方法も含めて「引越し費用を安くする方法」をまとめて9つご紹介します。

1、自分で引越しをする。
2、とにかく荷物の量を減らす。
3、安い時期に引越しする。
4、月初めの平日を選ぶ。
5、引越し日に余裕を持たせる
6、作業開始時間を指定せずに「フリー便」を利用する。
7、長距離の引越しは「混載便」や「帰り便」を利用する。
8、引越し業者のキャンペーンを利用する。
9、相見積もりで安い会社を選ぶ。

この9つの項目の中から複数利用することができれば、さらに引越し料金が安くなる場合もあるので、利用できるものがないかを探してみてください。

それでは9つの項目をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

1、自分で引越しをする

自分で引越しをする

引越し費用を最も安く済ませる方法は「自力での引越し」。
大物家具がほとんどない場合、家族や友人などの手伝いがあれば自分で引越しできる場合もあります。

ただし、引越し先が分譲マンションの場合は要注意。

分譲マンションの場合、エレベーターや廊下、エントランスなどの共用部分を傷つけないように、引越しの際には「養生」(保護シートを壁や廊下に貼る)が求められます。

マンションによっては、養生しないと搬入を拒否される場合もあるので、分譲マンションに引越しする場合は業者に任せることをおすすめします。

2、とにかく荷物の量を減らす

とにかく荷物の量を減らす

運搬するトラックの車両料金は、トラックの大きさによって違います。

そのため、荷物を減らして1サイズ小さいトラックで運べることができれば、車両料金が安くなるだけでなく作業員の人数も減らせるので、それだけ料金が安くなります。

一般的な引越し業者のトラックには、2t(2tショート)、3t(2tロング)、4tの3種類。

通常、分譲マンションから家族3~4人での引っ越す場合(段ボール50箱+家財道具程度)は、3t(2tロング)トラックを使用。

そして、3t(2tロング)のトラックの車両料金の相場は「6万円~9万円」。
しかし、荷物が多い、もしくは大型家具が多い場合は4tトラックになるため、料金が「8万円~12万円」となるのです。

さらに、トラックがサイズアップすると、それだけ作業人数も増加。

作業員の人件費の相場は「1人あたり10,000円」なので、トラックが1サイズ大きくなるだけで、最低でも3万円程度は余計に引越し料金がかかります。

ですから、不用品は引越し前になるべく処分して、トラックのサイズや作業員の人数を抑えるようにしましょう。

3、安い時期に引越しをする

安い時期に引越しをする

引越し業界が暇になる「閑散期」は料金が低くなるので、この時期に引越しすると引越し費用を安く抑えることができます。

一般企業の転勤シーズンである「3月と4月」は、引越しする人が急増。そのため、この時期は「繁忙期(ハイシーズン)」とも呼ばれており、引越し料金がかなり割高になります。

また夏休みの長期休暇を利用して引越しする人も多いため「7月と8月」も料金が高めになるので要注意。

逆に、正月明けの「1月」や梅雨時期の「6月」などは、引越しする人が少ないので「閑散期」と呼ばれています。

閑散期は料金が安いだけでなく、希望の日時に引越ししやすいので、引越しスケジュールに余裕がある人は検討してみてください。

4、月初めの平日を選ぶ

月初めの平日を選ぶ

そして、引越しは同じ月であっても「土日や連休」に希望者が集中。とくに「休日の午前中」に引越しを希望する人が多いので料金が割高になります。

また、20日以降の「月末」も、家賃の関係で賃貸住宅からの引越しが急増。

そのため、引越しするなら「月初めの平日」がおすすめです。
とくに「閑散期の月初めの平日の仏滅」であれば、価格交渉がしやすく、かなりの値引きが期待できます。

5、引越し日に余裕を持たせる

引越し日に余裕を持たせる

見積もり時点で、引越し希望日を特定せず、引越し業者の都合日時に合わせると値下げ交渉がしやすく安い料金で引越しできます。

引越し希望日を「○日~○日の間」のように幅を持たせる依頼主は少なく、引越し業者にとってはスケジュールが組みやすい貴重なお客様。

そのため、引越し日を業者都合のスケジュールに合わせる分、ある程度の値下げを求めることができます。

6、作業開始時間を指定しない「フリー便」を利用する

作業開始時間を指定しない「フリー便」を利用する

また、引越しのトラック便は通常「午前便」と「午後便」、「フリー便」の3種類。
そのうち「フリー便」は引越し料金がとても安くなります。

「フリー便」とは、引越し日は指定できますが、作業開始の時間をあらかじめ約束せず、引越し業者におまかせするプラン。

作業開始時間を「13:00~17:00」のように幅を持たせて契約します。
しかし、実際に何時から作業開始になるのかは当日にならないとわかりません。

さらに、直前の引越しが長引くなどのトラブルが起こると、作業開始時間が契約した時間を過ぎてしまう可能性もあります。

そのため「フリー便」は近場での引越しする場合におすすめのプラン。

遠方への引越しで、作業終了後すぐに新幹線などで移動しなければならない場合は、引越し終了時刻がわからないのでおすすめできません。

7、長距離の引越しは「混載便」や「帰り便」を利用する

長距離の引越しは「混載便」や「帰り便」を利用する

なお、長距離(遠方)への引越しを安くしたい場合は「混載便」や「帰り便」を利用すると料金が割安になります。

混載便は、同じ方面に引越しする人の荷物と自分の荷物をトラックに同載させる「相乗り便」のこと。

1度に2軒分の運搬ができるので、運転手の人件費やトラックのガソリン代、高速料金などが節約になるので、引越し料金がとても安くなります。

遠方への引越しで、搬入(荷入れ)が翌日以降になる場合におすすめです。

また「帰り便」は、先にご紹介した「フリー便」と同じようなもの。
荷物を運んだあとの空になったトラックに荷物を積むので料金が安くなります。

ただし、帰り便は引越し業者の都合に合わせる必要があるため、引越し希望日に「帰り便」が利用できない場合もあります。

8、引越し業者のキャンペーンを利用する

引越し業者のキャンペーンを利用する

引越し業者はシーズンごとにキャンペーンを行っています。
そのため、キャンペーンを上手に利用するとお得に引越しできます。

「段ボールや梱包材の無料サービス」や「見積もりするだけで粗品がもらえる」などのサービスや、自社サイトに「割引クーポン」が掲載されている場合もあります。

さらに、引越し料金で「Tポイント」や「航空会社のマイル」を貯めることもできる会社もあるので、希望する引越し業者があれば、公式サイトをチェックしてみましょう。

9、相見積もりで安い会社を選ぶ

相見積もりで安い会社を選ぶ。

引越し料金は業者によって価格が全く違います。そのため、引越し費用を抑えたいのなら、必ず「相見積もり」で価格やサービス内容を比べましょう。

「相見積もり」とは、数社の業者からの見積もりを取ること。
しかし、引越し業者を見つけて、1社ごとに見積もり依頼をするのは面倒な作業です。

そのため、インターネットで探す場合は「引越し一括見積もりサイト」などを利用すると業者探しが楽になります。

「引越し一括見積もりサイト」とは、地元を管轄する引越し業者の中から、自分で好きな会社を複数選ぶだけで同時に見積もり手続きができる無料サイト。

自分で業者を探す手間がなく、簡単な手続きだけで同時に見積もり依頼ができるので、忙しい人や引越し業者の候補がない人に便利です。

また、同じ条件で見積もりを依頼するので、価格が比較しやすく、最安値の業者を選ぶこともできます。

とくに自宅の買い替えで仮住まいが必要になる場合は、2度の引越しが必要。ですから、相見積もりで、できるだけ安い料金の業者を選ぶようにしましょう。

もしも、料金が安い業者は「きちんと仕事をしてくれるのか不安」という人は、インターネットで業者の口コミ評価などをあらかじめ調べておくと安心です。

便利な引越し一括見積もりサイト

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